本レポートでは、2024年にクリプト業界で注目されるテーマや動向の予想をCT Analysisのリサーチャー視点で紹介していきます。
年末の読み物として、ぜひともご活用いただければと思います。
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23年Q4より、たびたび話題にされるETFですが、1月前半が承認の期限となっており、現段階では承認の可能性が非常に高いとされています。
あるビットコインETFの承認が他のビットコインETFの否認につながるということは考えにくく、最も早期の期限を持つArkを皮切りに、連続で承認となる可能性があります。
GOX PRO 9月度勉強会資料より抜粋
2023年後半より、CMEのビットコイン相場に対する影響力が増加基調にありましたが、承認・上場を契機として、さらにこの圧力が強まる可能性があります。
「Not Your Keys, Not Your Coins」の原則を持つビットコインですが、機関投資家の参入はカストディの重要性の増加とプレイヤーの質の変化を同時に意味しています。
ETF上場が価格上昇に寄与する可能性は否定できないものの、機関投資家向けカストディを前提としたインフローであるという点に留意する必要があるかもしれません。
2023年はOrdinal Inscriptionを中心として、ビットコインのユースケースが純粋なSoVや送金だけではなく、NFTやFT発行など多様化した1年となりました。
経済的な観点では、マイナーの収益増加に直結するためポジティブと捉えることができますが、持続性の観点では、InscriptionやBRC20取引を影響としてネットワーク全体のセトルメントコストが増加することは望ましくないです。
Lightning Networkの開発を行うLightning Labsでは、BRC20のようなFTをLightning上で扱うためのプロダクトとしてTaproot Asset Protocolを公開しています。